パローツ方言
ホッローケーの周辺はパローツ地方と言います。学者の間では、パローツ人の由来について異なる考え方があります。マジャル人は9世紀末にカルパチア盆地に定住しましたが、パローツ人は後に到着しました。マジャル人と混血し現在は皆ハンガリー人と言えます。しかし、ハンガリー語には今でもパローツ方言があります。パローツ方言は標準語とはほとんど違いがありません。
ホッローケーの民族衣装
建築物以外に、ホッローケー村の特徴は地元の民族衣装です。
花模様で飾られている素晴らしい衣装の色は、女性の場合は年齢によって違っています。
可愛らしいヘアバンド、カラフルなスカートを着ている女性達は、最近では特別な祭日の時にしか見られませんが、現地旅行社に頼むと、お客様を民族衣装のおばあさんがお迎えに参ります。
ホッローケーでプライベート・コレクションとして、人形博物館も訪問できます。ここでは、パローツ地方の民族衣装をまとった手作りの人形200本が展示されています。人形博物館を訪問する目的の場合は、現地の日本語ガイドとのご相談をお薦めいたします。
パローツ料理
ホッローケーへお越しいただいた際には、是非パローツ料理を召し上がって下さい。この料理の中でも特にパローツスープをお薦めいたします。
パローツスープはお肉、サヤインゲンやポテトを煮込んだ料理で、サワークリームで味付けされて少し酸っぱい味です。もともと羊の肉が使用されていましたが、最近豚肉を使うレストランが多くなっています。
この地方ではストラパチカという料理も人気です。イタリアのニョッキに似ていますが、羊の凝乳で味付けされています。
ホッローケーのイースターマンデー
イースターマンデーの際、ホッローケー村では、毎年イースター祭りが催され、とても賑やかになります。
朝早くに民族的な行事として、男の人たちは家から出て来る女性にバケツを使って、冷たい水をかけます。女性達は笑いながら逃げます。この行事は復活のシンボルと言われています。
この日、ハンガリーの農民達の行事の保存を兼ねて、職人の活動、野外の民族舞踊、イースター卵の絵付けなどをご覧になれます。たくさんの出店で民族衣装人形、工芸品、現地のお菓子を購入できます。